教育は、その子の「好き」を見つけ、「好き」を深めること

タイトル通りなんですが、

教育は、

その子の「好き」を見つけ、

「好き」を深めてあげることだと思います。

 

何かを押し付けたりするものでは全くない。

ましてや「好き」を無視、否定するなんてもってのほか。

その子の中から出てくる芽を見つけて、大切に育ててあげること。です。

 

 

私の夫は

一年中朝から晩まで働いています。

よく死なないな、

よくうつ病にならないな、

と思います。

1年のうち、丸1日休むのは5日あるかないかでしょうか。

 

彼も辛いところもあると思います。

特に睡眠不足。

自分の時間が全くないこと。

好きなことができないこと。

 

・・ん?

好きなことができないこと?

 

たぶん、仕事が好きなんだと思います。

仕事での成果(人を幸せにしている)が誇りなんだと思います。

 

夫は小さい頃から負けず嫌いで

勉強も頑張り、勉強が好きになって、

某大学を主席で卒業し、

優秀な人の中でもさらに優秀な人しかなれない某職業について

日々仕事を頑張っています。

 

医者なら、人の命を救えたり、

研究者なら、人類の為になる研究をしたり、

警察なら、市民を守ったり、

官僚なら、日本の人のために色々できたり、

そりゃあ仕事のやりがいはあるだろうと思います。

 

好きな分野で、

しかもそれで人を救うことができるなんて、

しかもそれでお金ももらえるなんて、

最高ですよね。

(夫や夫の同僚の皆さんはあまりお金に関心がない^^;じゃないとできないよなーーと思います。。)

 

夫的には

好きな分野(好きな組織)だから頑張れるんだそうです。

 

やっぱり「好き」の力ってものすごいと思います。

 

 

さて。

一般的に、

一生のうちで一番長いのは仕事をして生きる期間だと思います。

 

仕事をして生きる期間、

一日のうちで一番長いのも仕事をしている時間ですね。

 

その長ーーい時間を費やす「仕事」が苦しいだけなら

人生の多くの時間が苦しい時間になってしまいますね。

 

ここまでの流れでお察し頂けるかと思いますが、

「好き」なことを仕事にしたらいいんですね。

 

 

でも現代の日本ではほとんどの場合、

「好き」よりも

「正しい」「常識」「みんなと同じ」ことをするように教育されます。

「嫌い」「辛い」ことも無理してでもできるように訓練されます。

 

そうして何年も訓練されるうちに

「好き」も「嫌い」も「楽しい」も「苦しい」も

分からなくなってしまうんです。

 

「正しい」と言われていることはどういうことか

「常識」とはどういうことか

を知識として知る必要もあるとは思います。

 

でも、それと

自分の「好き・嫌い」「楽しい・苦しい」をないがしろにするのとは

話が違います。

それらは共存できるはずです。

 

そうするうちに、

どうして勉強するのか?

意味が分からなくなっていき、

求められるから勉強して、またはしなくなって、

最終的に、自分が人生でやりたいことが分からない大人になってしまう。

 

本末転倒でしょう!?

 

幸せになるための勉強なのに、

その人の人生を無味乾燥な味気のないものにしてしまう。

 

子供に勉強してほしいと願う大人たちも、

そんなことは願ってはいないんですよね、本当は。

 

 

 

教育は、

その子の「好き」を見つけて、

「好き」を深めてあげることです。

 

何かを押し付けたりするものでは全くない。

ましてや「好き」を無視、否定するなんてもってのほか。

その子の中から出てくる芽を見つけて、大切に育ててあげることです。

 

たくさんの「好き」「面白い」が出てくると思います。

それのどれが大きく育つかは分かりません。

 

分からないけど、どれかが大きな木になって

その子を幸せな実り多い人生にしてくれる。

 

だから、小さな芽たちを一緒に育ててあげるんです。

 

そうして成長するうちに、

どれかの芽がグググっと大きく育ち、

仕事や趣味や何かになってその子の人生を豊かにしてくれるでしょう。

 

それは、その子の庭から出た

芽なり木じゃないと意味がありません。

 

他の人の庭を見て、

「あ、あの芽はいいな」

「あの木はいいな」

と思っても、

よし、「私の(or子供の)庭にもあの木を植えよう!」

と植えたところで、

それは自分の木ではないんです。

だから、同じ木だとしても結局苦しくなっちゃう。

 

 

 

高校生、専門学校生、大学生になって、

就職を意識し出してから「自己分析」し始めるのもいいけれど、

もっと早い方がいい。

 

小学生のうちから就職活動が始まっていると思ってもいいかもしれない。

 

子供が、

「ポケモン好き!」

「プリキュア好き!」(小学生って何が好きなんだろう?^^;)

って言っていたら、

「へー、どこが好きなの?どういうところが??」

と深めたい。広げたい。

 

正義のヒーローが好きなら、

いろんなかっこいい大人たちを紹介、教えてあげたい。

 

かわいいモデルさんが好きなら、

モデルさんにまつわるたくさんの職業があることを紹介、教えてあげたい。

 

この世界にある、

たくさんの面白いことを教えてあげたい。

 

 

しつこいようですが、

その子の「好き」を見つけ、

「好き」を深めてあげることが教育かな、と思います。